ダイエットを続けていると
- 「体重が落ちるペースが遅くなってきた」
- 「食べたいものを我慢するのが辛くなってきた」
と感じる時があると思います。そんな時に効果的なのが「チートデイ」というテクニックです。
チートデイとは簡単に言えば「ダイエット中にあえていっぱい食べる日を設ける」という方法です。この説明を聞いた時に『たくさん食べると太ってしまうんじゃないか?』と疑問に思う方も多いと思います。
今回の記事では『チートデイがダイエットに効果的な理由や、チートデイの失敗しないやり方』についてまとめていきたいと思います 。
チートデイとは
チートデイとは•••1日限定で好きなだけ食べることで、ダイエットの停滞期を打破する方法
チートデイの「チート(cheat)」は英語で「騙す」を意味します。
ダイエット中にあえてたくさん食べて摂取カロリーに変化をつけることで、体に「痩せないといけない」という信号を送ります。”体を騙す”という意味からチートデイと呼ばれています。
チートデイのメリット
代謝を上げて体を痩せやすい状態にする
ダイエットの基本は食べる量や運動の量を調整して、『消費カロリー>摂取カロリー』の状態を作ることです。摂取カロリーを減らすと最初は順調に体重が落ちますが、徐々に代謝が落ちて体重も減りにくくなります。
そのような状態に陥った時に、1日だけ大量のカロリーを摂取することで代謝を上げ「痩せやすいい状態」に戻すのがチートデイの目的です。
ストレス解消
ダイエットや減量には「食べたいものを食べれない」というストレスがつきものです。食事を我慢することが嫌になってしまい、ダイエット自体を辞めてしまう人も少なくありません。
チートデイ を設けることで、食事制限によるストレスを発散することができます。また、チートデイが終わっても「次のチートデイまで食事制限を頑張ろう」と考えることができるので、モチベーションを保つという点でも大きなメリットがあります。
チートデイの失敗しないやり方
行うタイミング
チートデイはダイエットの停滞期にのみ有効なテクニックです。停滞していない時にチートデイをしてしまうと、返ってリバウンドしてしまいます。
停滞期の判断の仕方は
- 1週間以上体重に変動がない
- 体温が0.2度下がった時
の2点があります。
よくある失敗が、2、3日で体重の変動がなかったので停滞期と勘違いしてしまい、チートデイを取り入れてしまうということです。長く見ても1週間体重が減らなかった場合、確実に減量が停滞していると言えます。
行う頻度
おおよその目安として週に1回程度のペースが良いと言われています。あまりに頻度が多いと効果が出にくいので、我慢できるようなら10日に1回、2週間に1回と間隔を伸ばしていくのがおすすめです。
行う際の注意点
絶対に1日に限定する
チートデイを2日以上連続で行ってしまうと、体重が減るどころか逆に増えてしまいます。チートデイ翌日に元の食事に戻すのは簡単ではありませんが、そこで我慢ができないとダイエット自体が失敗する可能性があります。
実践する際は「絶対に1日に限定する」としっかり決めてから行いましょう。
最低でも体重×40キロカロリーは食べる
チートデイをやると決めたものの「やっぱり食べすぎは良くない」と食べる量をセーブするのはNGです。食事量が中途半端だと、代謝を上げるという本来の目的を達成できません。
目安としては最低でも体重×40キロカロリー
(例・体重60kgの人の場合は2400キロカロリー)
は摂取するのがオススメです。ストレスを発散してダイエットを長く続けるためにも、チートデイは自分の好きなものをたくさん食べるようにしましょう。
翌日に体重が増えても焦らない
チートデイの翌日は確実に体重が増えます。しかしこれは一時的な増加で、きちんと食事を戻せば数日ほどで元の体重になり、そこからさらに体重は落ちていきます。
翌日に体重が増えたからといって「失敗した」と焦るのではなく、冷静に経過を見ていくことが大切です。
まとめ
以上が『チートデイがダイエットに効果的な理由と失敗しないやり方』になります。
チートデイはダイエットに効果的な方法ではありますが、正しい方法で行わなければ効果が得られません。実践しようと思っている方は今回の記事を参考にしていただければと思います。
またチートデイと違って、食材を炭水化物とタンパク質のみに限定する「ハイカーボデイ」というテクニックもあります。コンテストに向けての減量など、より緻密なダイエットをしたい方にはハイカーボデイもオススメです。
▼ハイカーボデイについては以下の記事でまとめています!▼